久々のMicroPico開発でつまずいた「ライブラリの使い方」
*1先日、久しぶりに Raspberry Pi Pico W で開発を再開したのですが、早速つまずきました。
「ライブラリって、どうやって登録するんだっけ?」というところです。
Pico Wではpip installが使えない
普段Pythonに慣れていると、真っ先に思いつくのが
pip install ライブラリ名
Pico Wの上では通常のPython環境ではなく、軽量版のMicroPythonが動いているためです。
※正確に言うと、「mip」や「mpremote」といったツールでインストールできる場合もありますが、対応していないライブラリも多く、結局手動でコピーするのが確実です。
ライブラリの配置方法
調べて思い出した手順はシンプルでした。
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プロジェクト内に
lib/フォルダ を作る -
使いたいライブラリ(例:
ahtx0.py)をその中に置く -
MicroPicoの「アップロード」機能で、
lib/ごとRaspberry Pi Pico Wに転送する
すると、以下のようなコードで普通にimportできます。
import ahtx0
MicroPythonは起動時に lib/ フォルダを自動的に探索してくれるので、ここに置くのが基本ルールです。
まとめ
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Pico Wでは通常のpip installは使えない
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必要なライブラリは
lib/フォルダに置き、MicroPicoで転送する -
一部のライブラリは
mipで入るが、最終的には手動コピーが確実
久しぶりに触ると「どうするんだっけ?」と忘れてしまう部分ですが、一度整理してしまえばすっきりですね。
これからまた少しずつ、Pico W開発のメモを残していこうと思います。
*1:ここに脚注を書きます
Raspberry Pi Pico Wで遊んでみた
まえがき
前職で、Raspberry Pi Picoを使った研修を受けて、楽しかったし、PicoWは、Wi−Fi通信ができると言うことで、面白そうと購入。そのまま、1年以上眠らせていた…それを取り出して、遊んでみたという話
前回は、VSCode上で、MicroPythonでの開発環境を作りました。
やったこと
Wi−Fiにつないだ上で、Line Messaging APIを叩いて、Linebotからメッセージを送らせた。
Lineチャンネルを作成しよう
Lineチャネルは、下記の順で、作ります。
Line Developersのサイト(https://developers.line.biz/ja/)にアクセスし、新しいチャネルを作成します。
チャネルの種類を選択(例: Messaging API)し、必要な情報を入力します。
作成後、チャネルシークレットやチャンネルアクセストークンを確認します。これらは後ほどコードに組み込むため、メモしておきましょう。
チャネルシークレットは、
「トップ > "管理者名" > " チャンネル名" > チャンネル基本設定」
の下の方に、あります。
チャンネルアクセストークンは、
「トップ > "管理者名" > " チャンネル名" > MessagingAPI設定」
の下の方に、あります。
Pico Wで、Wi−Fiに接続する
下記のコードを実装しました。
10回接続に挑戦し、接続できた段階か、10回失敗段階で、関数から抜けるようになってます。
import utime import network def connect_wifi(ssid, password): """ Connect to a Wi-Fi network using provided SSID and password. This function attempts to connect to a Wi-Fi network and waits for the connection to be established. If the connection fails, it raises a RuntimeError. Parameters: ssid (str): The SSID of the Wi-Fi network. password (str): The password for the Wi-Fi network. Returns: wlan (network.WLAN): The WLAN object representing the connection. """ print('SSID: ', ssid) wlan = network.WLAN(network.STA_IF) # Create a WLAN object wlan.active(False) print(f'Active: {wlan.active()}') print('Is connected: ', wlan.isconnected()) print('Status: ', wlan.status()) print('Ifconfig: ', wlan.ifconfig()) wlan.active(True) # Activate the WLAN interface wlan.connect(ssid, password) # Connect to the specified network print('connecting to network...') max_wait = 10 # Maximum wait time for connection while max_wait > 0: # Check the status of the connection print('Is connected: ', wlan.isconnected()) print('Status: ', wlan.status()) print('Ifconfig: ', wlan.ifconfig()) # if wlan.status() < 0 or wlan.status() >= 3: # if wlan.status() >= 3: if wlan.isconnected(): break max_wait -= 1 print('waiting for connection...') utime.sleep(1) # Wait for 1 second before retrying print('Is connected: ', wlan.isconnected()) print('Status: ', wlan.status()) print('Ifconfig: ', wlan.ifconfig()) # Raise an error if connection was unsuccessful if wlan.status() != 3: raise RuntimeError('network connection failed') print('connected') print('ip address:', wlan.ifconfig()[0]) # Print the IP address return wlan
こういうライブラリやサンプルコードは、Pythonの方が多いので、C++での開発は諦めてしまいましたね…(前ブログ記事より)
LineBotからメッセージを送る
実際に、送るためにコーディングしたのは、下記のコードです。
チャンネルアクセストークンは、別のPythonスクリプトに書き込み、インポートする形で、使っています。
import requests import json from line_secret import CHANNEL_ACCESS_TOKEN, CHANNEL_SECRET, USER_ID, CHANNEL_ID def line_send_message(message): """ Send a text message using the LINE Messaging API. This function broadcasts a text message to all users using the LINE Messaging API. It constructs an HTTP POST request with the necessary headers, including the authorization token, and sends a JSON payload containing the message content. Parameters: message (str): The message to be sent to the users. Returns: None """ # Set the URL for the HTTP request url = 'https://api.line.me/v2/bot/message/broadcast' # Set the headers for the HTTP request req_header = { # Set the content type to application/json 'Content-Type': 'application/json', # Set the authorization token to the one provided 'Authorization': f'Bearer {CHANNEL_ACCESS_TOKEN}' } # Set the data for the HTTP request req_data = json.dumps({ # Set the message type to text "messages": [ # Set the message content to the message provided { "type": "text", "text": message } ] }) try: # Send the HTTP request with requests.post(url, headers=req_header, data=req_data) as response: # Get the response body body = json.loads(response.read()) # Get the response headers headers = response.getheaders() # Get the response status code status = response.getcode() # Print the response headers print("Response headers:") print(headers) # Print the response status code print("Response status:") print(status) # Print the response body print("Response body:") print(body) except Exception as e: # Print any exceptions encountered print("Error:") print(str(e).encode('utf-8'))
これらを合わせることで、簡単にLinebotで、メッセージを送れるようになります。
現在、開発中ですが、自作Switchbot的なものを作ろうと思ってます。また、進捗があったら、更新しますね〜
Raspberry Pi Pico wの開発環境作ってみた
まえがき
前職で、Raspberry Pi Picoを使った研修を受けて、楽しかったし、PicoWは、Wi−Fi通信ができると言うことで、面白そうと購入。そのまま、1年以上眠らせていた…それを取り出して、遊んでみた①という話
やったこと
Raspberry Pi Pico Wの開発をVScodeを使って、Pythonでやる環境を作りました。
VSCodeでの開発環境種類
VSCodeのRaspberry Pi Pico Wの開発環境は、大きく2つあります。
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PlatformIO
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Micropico
PlatformIOでの開発
PlatformIOは、かなり多種多様なマイコンの開発を行えるVScodeの拡張機能です。
拡張機能なので、インストールは簡単で、開発のプロジェクトも、エディタ上のホーム画面から作れます。
ArduinoIDEのような言語で、C++言語準拠です。
詳しくは、他の方の記事を参考にしてくださいw
Windows + VSCode + PlatformIO + Raspberry Pi Pico の環境構築 #RaspberryPi - Qiita
Raspberry Pi Pico Wを使ってプログラミングを始めたとき、最初に試したのがこのPlatformIOでした。
ただし、Raspberry Pi Pico Wの通信機能の開発をしている人があまりおらず、ややこしかったので、断念しました…特に、ライブラリの定義やビルドに展開するための依存関係に慣れが必要でした。
Micropicoでの開発
Micropicoは、Raspberry Pi 系専用のVScodeの拡張機能です。PlatformIO同様、インストールは、簡単で、MicroPythonベースの開発環境です。
詳しくは、他の方の記事を参考にしてくださいw
VSCodeでRaspberry Pi Picoの開発環境構築
Pythonに慣れている方にとって、この環境はずっと解りやすく、特に通信機能の開発が実に楽でした。
ただ、Printなど、シリアル通信で、メッセージを確認する際、日本語が文字化けしてしまうので、注意が必要です。
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光造形3Dプリンタの話
最近仕事で光造形3Dプリントを初めて使ったので,簡単なノウハウ・所感です.
使用環境
- Form Lab 3
- White Resin V4/V5 (ちょっとどっちだったか忘れましたw)
- Form Wash (専用洗浄機)
- Form Cure (専用2次硬化機)
- 積層レンジ:0.05mm
ノウハウ
ノウハウというか.どうなるかの実験をしたので,そのまとめという感じです.
きっかけとしては,印刷したオブジェクトに開けたはずのφ1.6mmで深さ8mmが,ただの凹みになってしまていました. 同僚からは,「穴が天板方向を向いていたから,レジンが溜まって,埋まったんじゃない?」とのコメントをいただきました. そこで,その原因検証ともう少し深掘りしたいなと思い,実験してみました.
ノウハウ 実験
実験内容
φ1.2~0.1,深さ1mmの穴を天板に対して30度感覚の角度をプリントして,ピンゲージとノギスを使って,直径と深さを計測しました.
穴径の精度
ピンゲージが,φ0.5までしかなかったので,それで計測できるサイズの穴までしかわかりませんでした. 結果としては,穴径は,平均0.2mm小さくなるということがわかりました. 実験前は,なんとなしに,割合的に小さくなるのかと思っていましたが,そんなことはなかったですね. 天板に対する角度と穴の直径精度の相関関係は,ありませんでした.
穴の深さ
モデルをミスって,天板から180度,150度の穴が印刷としてかけてしまったので,120度より浅い角度だけしか確認できませんでした. 結果は,やはり天板に向くと急激に穴の深さが浅くなりました. 完全に埋まって,どこが穴かわからなくなるようなことはありませんが,60度以上天板側に向いた穴の深さは,0.5mmよりも浅くなっていました. この実験とは違うモデルの経験ですが,直径4.8mmの穴でも上を向くと,穴の下側にレジンが溜まって固まったように,変形した穴形状になっていました.
所感
熱積層式とは違い,あまり異方性がなく,積層痕もほとんどなく,綺麗な仕上がりだなというのが,最初の感想ですね.
一方で,この実験から,複雑な形状でも片側に非貫通穴集めたり,貫通穴は,綺麗に形状ができるので,そのような形状したりするのがいいのかなと思います. 熱積層式でも,色々形状としての制限があるので,仕方ないとは思いますが,それでも熱積層より光造形の方が,その制限が緩く,設計しやすいと思いました. 光造形でのデメリットは,やはりレジンの造形後の洗浄と2次硬化のめんどくささや,その設備を用意する必要があるので,自宅に購入はまだしないですね.
3Dプリンタは,どの方式もかなりノウハウがあるので,作り込んで楽しみたいと思います.
今回の記事は,だいぶ適当になりましたが,どこかの誰かの役に立てたらいいなと思います.
お読みいただきありがとうございました. それでは,また.
3Dプリントフィラメントでの失敗
最近、3Dプリンタの価格が下がり、自宅に持っている人も少しずつ増えているのではないかと思います。
ただ、500gのプリンタフィラメントでも、すぐに使いきれずに、半年間、一年間プリンタに取り付けたまま放置してしまっている方も多いかと思います。
そんな中、改めてプリントするとなんか失敗してしまうということがあると思います。
なんで、失敗してしまうのかと、それに対して私がしてしまった大失敗を紹介したいと思います。
3Dプリントを失敗してしまう原因
プリントのフィラメントは、PLAやABS、PETがメインですが、素材によって湿気を吸ってしまいます。 特に、PLAやABSは、湿気の影響を受けやすいです。
湿気を吸ってしまうと、出力時に糸を引いたり、ノズルが詰まりやすくなったり、ボードの張り付きが悪くなったりします。
なので、使わない時は、そのまま放置せずに、フィラメントを取り外して、乾燥剤と一緒に保管するのがいいです。 ただ、私のようにマメではない人は、「次もすぐ使うから」と、そのまま放置して、気が付いたら2、3か月放置していることがあり、湿気ってしまっています。
湿気ったフィラメントの復活方法
ググったときに出る復活方法
布団乾燥機
長時間温めることで、フィラメントを乾燥させて、湿気を取るのが基本的な対処法です。
長時間一定温度で温められ、家庭に置いてあることが多いものに、布団乾燥機があります。 ネット記事を書いてるとある方は、布団乾燥機とプラスチックボックスを組合わせて、フィラメント乾燥機を自作されていました。
除湿剤
どこかの記事で見たものですが、除湿剤とフィラメントを袋に入れて長時間放置する方法です。 別の記事では、除湿剤だけでは、フィラメントに結合した水分を取れないということが書かれていました。 実際、私も手軽なので試して、ましになった気もしましたが、科学的には現状維持はできても、湿気った状態からの復活はできないと思っています。
私が大失敗した方法:電子レンジ
布団乾燥機を使用していた方の記事に、電子レンジで加熱することも有効ということが書かれてました。 著者の方は、電子レンジは過熱しすぎてしまうかもしれないというので、布団乾燥機を使うのが最も適していると考えて、設備を作られていました。
そんな中、私は電子レンジでもできるならやってみようかと思い、加熱してみました。
加熱したフィラメント
加熱したフィラメントは、下の表のものです。
| フィラメント情報 | |
|---|---|
| メーカー | Veeology |
| 素材 | PLA |
| リールサイズ | 1kg |
| リールに残ったフィラメント量 | 2層分 |
加熱詳細
電子レンジで加熱をしたのですが、次の順序で加熱しました。
- 600Wで、30秒加熱 ⇒ フィラメントを数か所触れるもあまり温度が上がらず
- 600Wで、追加30秒加熱 ⇒ フィラメント1か所触れるもあまり変わらず
- 600Wで、追加30秒加熱し、5~10秒間隔をあけて、再度30秒加熱 ⇒ 臭いが変わったため、確認したら、フィラメントとリールの一部が溶ける
反省点
加熱できるという知見は、得られました。 また、温まり方に偏りがあるということが、分かりました。
溶けてしまった問題点は、やはり加熱する前後での確認が不十分だったことと1回あたりの加熱時間が長かったことかと思います。 また、温まり方の偏りから、完全に溶けていないフィラメントも、お互いにくっついてしまっていた可能性がありました。
それを踏まえて、電子レンジで加熱する場合は、 - 1回の加熱時間を20秒程度にする - 加熱するたびに、1度取り出し、全周の目視と触診しての温度確認をする
少なくとも、この点は実行しないといけなかったかと思いました。
また、フィラメントを湿気させてしまうことがあるかと思うので、この経験を元に、再チャレンジしたら、その結果を記事にしようかと思います。 それまでお楽しみに…
ここまで、読んで頂きありがとうございました。
また、別の記事を読んで頂ければありがたいなと思います。
珠洲でボランティアしてきました。
ボランティア概要
3月30日~4月1日の2泊3日の間、珠洲市在住のデザイナーのリクさんのお宅に滞在させて頂きながら、半壊した作業場の解体や被災者に配るお弁当作りをしました。 また、その日のボランティア活動終了後、珠洲市内を案内してもらい、被災状況を見て回ったり、現地の居酒屋で現地の人との交流等をしました。
水道が十分復旧していないエリアのため、自衛隊の入浴支援や、仮設トイレがいくつも設置されており、まだまだ不自由な生活を強いられている状況ではあるものの、その中でも楽しく生活している様子をうかがうことができ、現地の人のたくましさやつながりの大切さを強く感じました。
※本記事は、3月30日~4月1日のボランティアを通して、著者が体験したこと、感じたことをもとに作成しております。できる限り間違った情報は載せないよう心がけますが、正確な情報は行政の発信や、現地在住の方の発信を参照頂くようにお願いいたします。日々被災地の状況は変化しているということを念頭に置いて頂き、情報収集の1サンプルとして、お読み頂けると有難いです。
※4月6日に執筆しました。
ボランティアの動機
災害現場を見て、そこの課題をリアルに感じてきたいという気持ちがあったからです。 そもそも、ロボットエンジニアを志した1つのきっかけとして、小学生の時、災害探査ロボットを科学館で見て、感銘を受けたというのがありました。 人が入れないような狭い場所や危険な場所を代わりに探査して、人の命を救うことがでる、被災者だけでなく助ける側も安全ということに感動しました。 しかし、これまで災害現場にボランティアに行ったことは一度もなく、災害現場で活躍できるロボットの開発もできていませんでした。
その一方で、災害の度にニュースに注目していますが、ロボットが活躍したニュースがかなり少ない(ほぼない)ことに対して、ロボットエンジニアとしてもどかしいものを感じていました。 そんな中、能登地震の後すぐ、所属していたコミュニティのイベントで、被災した人(リクさん)にお会いしました。 実際に話を聞くうちに、この機会は逃してはいけないと思い、参加を決意しました。
珠洲市への行き方とその道中
公共交通機関
公共交通機関を使う場合、最後の珠洲市には1日往復1回(臨時ダイヤ)のバスに乗る必要があります。 このバスは、金沢市を出発して、のと里山空港を経由して、珠洲市まで行きます。
金沢駅は、北陸新幹線や夜行バスで行くことができます。 のと里山空港は、羽田空港から国内線があり、北陸新幹線より安い場合があります。 私は、夜行バスで金沢駅まで行きました。
特急バスは、始発駅は定刻通りに出発し、道路状況によりますが、私が乗ったときは、行き帰りともに定刻より早く到着しました。
バスでの道中
バスの方角としては、金沢から出発し、北上していくことになりますが、北の能登地震の震源近づくほどに道に亀裂や段差が多くなりました。 穴水など町の近くになり、建物が増えると、崩れた建物や斜めになった電柱が目立つようになりました。

穴水の市街地に入ると、道中と比較して、さらに倒壊した建物が多かったです。
倒壊している建物は、印象として、古い建物が多く、特に外壁がトタン板製のものが多かったです。 一方、古そうなものでも倒壊していない建物もあり、倒壊するかしないかの条件の違いに関しては、興味深いものがありました。
珠洲市の現状
行政発表の情報ではなく、私が感じたものを書かせて頂きます。
町・土地の様子
津波被害があった場所を除いて、町や郊外の建物(住宅)の内、1割程が完全に倒壊しているように感じました。 また、倒壊していない建物にも、被災建築物応急危険度判定の調査結果を示す紙が貼られてました(全ての建物ではないですが、9割の建物には貼られていた印象です)。 緑の調査済の紙(建物を使用できる)が貼られたものは、判定された建物の内の1割程度で、残りの建物は、「要注意」または「危険」に分類されていました。 街中も、アスファルトの地割れや、マンホールが道の真ん中で隆起していたり、電信柱が斜めになり今にも倒れそうになっていたりしました。
津波被害があった場所は、ほとんど瓦礫の山みたいな状態で、救助隊が目印として書き残したのか、スプレーで建物に日付が刻まれていたりしました。 道は、通れるようになっていたものの、応急処置的に道をふさいでいた瓦礫を脇に避けたような状態の場所も多くありました。 高くなくとも津波の威力の凄まじさを物語っていました。
山の方では、土砂崩れの痕跡が至る所にあり、土砂の上にアスファルトを敷き、無理やり道として舗装している所もありました。
海岸では、地面が2m前後隆起した跡がありました。
生活の様子
珠洲市は、元々人口約1.2万人の地域でしたが、震災の影響で市内にとどまっている人は、3000人ぐらいになっているというお話を伺いました。 車社会の町であるため、歩いている人は平常時から少ないと思いますが、滞在していた3日間の印象は、とても静かで、寂しい場所でした。 滞在期間では、すでに電気は復旧していたものの、水道は復旧していませんでした。 そのため、珠洲市内には、数十人規模(公民館のような場所)から数百人規模(小中学校)までの避難所が10か所以上ありそうでした(正確な数まで、伺いませんでした)。その一方、自己判断で自宅で生活している人も多いようでした(プライバシーの問題はやはり大きいようです)。
自宅で生活している方々の内、一部のお宅では、井戸水を汲んでいる所もあり、かつプロパンガスを使っていることから、普通の生活に近い状態に戻っているご家庭もありました。 一方で、水が来ていないお宅では、水を汲んで来たり、自衛隊の運営しているお風呂に入ったりする生活をしていました。 水道がないと、調理をして食事をするのは、難しいため、炊き出しやお弁当の配給は、重要だと改めて感じました(コンビニは空いている場所はありますが、平日時短営業だったので、土日の食事が間に合わなかったりします)。
このような中、早くから営業再開している飲食店もあり、市民の生活の癒し・楽しみになっていました。 とはいえ、避難所から離れていたり、車が被災して使えなかったりする人もいるので、被災生活で癒しや楽しみの幅が制限されている人もいるんだろうなと思うと、様々な支援の形があると思いました。
ボランティア内容
本ボランティアは、行政主導のものではなく、個人の活動として声を掛け合い、リクさんのお宅に滞在させて頂きながら、珠洲市でボランティア活動を行っていました。
初日:半壊した作業場の解体作業
に併設された、珠洲焼の工房の半壊した木製の建屋部分を解体する作業のお手伝いをしました。 典座さんは、山の方にある古民家で、母屋は一部傾き雨漏りがある状態ですが、電気・井戸水・プロパンガスで生活には困らない様子でした。 一方、離れにある珠洲焼の工房は、地震の影響で、鉄骨造りの範囲は大丈夫なものの、木製の部分は、柱が折れるなど半壊の状態でした。
ボランティアに伺った時には、木製の建屋の半分はすでに跡形もなく撤去されていましたが、残り半分も解体するということで、そのお手伝いをさせて頂きました。 典座さんの所に以前からいらしていたボランティアの方1名含め、計5名で作業を行い、瓦礫の撤去(瓦と木材、金属ごみの仕分け、軽トラックへの積載)に1時間半、木製の骨組みを解体するのに2時間かかりました。 建屋規模としては、3m×4mの面積で、作業で積み込んだ廃材は軽トラック2~3台分になりました。
この程度の小規模の片付けでも仕分けや解体に5名で3時間以上の時間がかかることを考えると、町で倒壊している建物を撤去するのにどれだけの時間がかかるのか、途方に暮れそうです。
有難いことに、お昼ご飯とおやつをご提供頂きました。 お昼も大変おいしかったですし、素敵なお庭で休憩させて頂いて癒されました。 また、その際、能登や珠洲の現状を少し教えて頂くことが出来ました。
典座さん、大変お世話になりました。 現在もレストランとして営業されているようなので、ぜひご興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか
2日目、3日目:避難所に配るお弁当作り
調理担当の方(4~7名)は朝7時頃から作業開始して、約1300個分のその日のお弁当のおかずの準備と翌日分の仕込みを行います。 途中休憩入れつつ14時半頃に作業終了、7時間半~8時間殆ど立ちっぱなしでした。 お弁当を詰める担当の方(7~12名)は朝8時半頃から作業開始して、約1300個のお弁当を詰め、配達先ごとに仕分けを行います。 こちらも、お昼休憩を1度挟んで、14時半頃に作業終了、同じく立ちっぱなしでした。 ゆっくり作業している感覚はなく、結構せわしなく作業し続けている状態で、7時間以上の作業でやっと1300食完成すると考えると、すごい作業量だなと思います。 また、10か所以上ある配達先も、調理担当の方が手分けして車で配達していました。 2日間でしたが、本当に疲れました。
珠洲在住のこの活動に参加されている方々は、タイムカード等を使って、作業時間の管理を行っているものの、ほぼ毎日この作業を行っているそうで、5月中旬までは続けることが決まっているそうです。 頭が上がりません… 現在は、身銭を切らなくても、この活動が出来ているそうですが、食材の調達や資金の調達に関して、詳しく聞かなかったので、割愛いたします。 水道が完全に復旧していなかったり、そもそも住宅が倒壊してしまっていたりと、自分たちの食事を用意できない環境にいる人にとって、水道が使える場所で作って持ってきてもらえるのは、有難いことなんだろうなと思いました。
このボランティアを通して、感じたこと思ったこと
災害時に、助け合えることは大切ですし、いいなと思いました。 住んでいる場所が、ベットタウンであることから、近隣住民との付き合いが希薄で、現環境で自分が被災者になったら、自分のこと、家族のことで精いっぱいになるだろうなと思いました。 ただ、奥能登の地域は、田舎であるということや、地元のお祭が活発であるということなどから、ご近所付き合いがあり、割と当たり前に助け合いができる人が多いのかなと思いました。
一方で、過疎地域であるということや、古い建物が多くあることから、被害に対して現地で復興活動する人手が足りていない現状をまじまじと認識しました。 住宅の倒壊や、インフラの寸断の影響で、人が多く町から避難して出て行ってしまったこともあると思いますが、町としてボランティア等の人手を受け入れる体制が作れなかったことも、人手の確保に手間取っている状況を作っていると感じました。 ホテルや旅館などの宿泊施設だけでなく、空き部屋を提供できる人を募って、そこに泊まってもらうことで、滞在場所を確保したりできるのではないかなと思いました(外部の人の妄想です)。 もちろん、それで完全に解決するとは思いませんが、加速はできるのではないかと思いました。
倒壊した建物が多くなったのは、古い建物が多く、耐震性として問題があった可能性もありますが、2023年のゴールデンウイークにも、能登半島で地震があり、その時の蓄積ダメージが2024年初日の地震に耐えれない状態になり、倒壊した可能性もあったと考えられます。 過疎地域で、空き家が多く十分管理や調査が出来ていなかったということも、原因でしょう。 奥能登というアクセスの悪い地域で、あれほどの被害が出た後、復興のためにもどの様に瓦礫を撤去していくのか、これだけでも長期的に考えて、長期的に支援していく必要があると感じました。
被災地を訪れるとやはりネガティブな部分が目につきますが、現地の住民と交流するとその環境の中で、楽しく生活していることが分かりました。 生活は苦労しているし、平常時に戻りたいというのは当たり前ですが、不幸ではないし、可哀想に思ってほしくないと言っていたことが、印象的でした。
私の感じた良い支援方法は、
- ボランティアに参加する
- 瓦礫撤去や炊き出しなど
- ストレス解消のための娯楽の提供
- 寄付金
- 情報を取り続け、関心を持ち続ける
- 観光に訪れる
などです。 身の安全や宿泊先の状況によって、震災直後の観光予定を取りやめるのは、仕方がないと思います。 ただ、現状金沢や七尾のホテルは営業再開しており、観光客の受け入れもできるようになってます。 「被災地だから、行ってはいけない」ということは、ないと思います。 ぜひ、観光を楽しみ、かつ現地の人と交流して、災害への関心を深めてみてください。
支援方法の紹介
珠洲市で活躍しているリクさんが書いているNoteを共有させて頂きます。 是非、こちらの記事もご覧いただき、寄付をしていただけると有難いです。
ボランティアセンター。登録しておくことで、募集開始通知を受けることができます。 すぐに埋まってしまうので、通知を受けたら早めに応募してみてください。
東京主導のボランティアプログラムです。 現在は4月下旬から5月中旬まで、3回分の募集が行われています。 今後、4回目の募集がある予定だそうです。
他にも、様々な支援があると思いますので、調べてみてください。
最後に
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。 拙い文章で、読みにくかったと思いますが、この記事を通して能登震災の状況を知って、関心を寄せて頂き、ひとりでも行動して頂けると嬉しいです。 ボランティア関係の記事以外にも、色々書いていければと思いますので、他の記事も読んで頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
Hello Hatena Blog はじめまして、トビです。
自己紹介
職業
自分は、ロボットエンジニアだと思って、仕事をしています。ロボットは、総合格闘技のようなものなので、色々な技術領域をかじりながらやっている感じです。
- 大学では、ロボットの主に機構系の研究を行っていました。
- ソフトウェア開発をメインとして4年程行った後、メカ開発をメインに戻して働いています。
出身
関東圏出身で、いわゆるベットタウンに長年住んでます。就職して、関西に3年程住んでいましたが、やっぱり東京の方が大きなイベントが集まりやすく、東京にアクセスしやすい関東に戻ってきました。
学生時代に2度ほどヨーロッパに留学していました。
趣味
ダーツ
最近は中々投げに行けていませんが、DLでRt.11ありました。また、自宅にソフトとハードのボードを持っています。
釣り
これも最近は行けていませんが、祖父の影響から釣り道具をいくつも持っており、徹夜の堤防釣りも一人で行ったりしました。基本は、かごサビキをしていることが多いです。
テニス
幼少期より家族でテニスをしていました。ソフトテニスのクラブには入っていたことがありますが、基本はお遊びのハードテニスを25年以上続けてます。
アニメ・漫画
アマプラで、最新のアニメを追ったり、ジャンプコミックを買って読んでます。
好きな漫画
- ワンピース(全巻所有していて、何周もしてます)
- ヒロアカ
- 呪術廻戦(流行る前からずっと追ってました)
- ハイキュー
- 転スラ(これも流行る前から)
- 怪獣8号
- SAKAMOTO DAYS
- 今からここは倫理です
- などなど
興味の方向性
こういう関係の内容のブログを書いていくと思うので、ご興味ある方はよろしくお願いします。
